羽田空港で食べられるたまごだけのたまご丼がうまい!
具がたまごだけのたまご丼。たまごが売りの店ならではのメニューだ。たまごがうまいので肉はなくてもまったく問題ない。むしろない方がたまごをたっぷり味わえていいかもしれないくらい。
web上のうまさの表現は「ウマ~~~~~~」「…………うまっ」の2種類しか存在しないのだけど、このたまご丼はどちらかといえば「…………うまっ」の方。とろとろの親子丼から鶏肉を抜いた味を想像していただければだいたいその通り。つまり相当うまい。
場所は京急線の改札から出てすぐのところにある。
これから飛行機に乗るときも、帰ってきたときも、どちらも気軽に寄れるのでおすすめ。朝は8時から営業しているので、もうひとつの看板メニュー、たまごかけごはんを流し込んでから旅に出るのもいい。たまにバラエティー番組で見る『究極のたまごかけごはん』に近いものが食べられるはず。
もちろん「うちのたまご」と銘打つだけあって使われているたまごも素晴らしいたまごらしい。情報を書き写すのが嫌いなので、詳しくはこちらをご覧ください。
店内の卓上にはなまたまごがそのまま置いてある。もちろん食べ放題……というわけではなく、たまご丼の場合はひとつ、たまごかけごはんの場合はふたつまで使うことができる。
たまご以外にも長崎と宮崎の漬物がどどんと用意されている。長崎の唐人菜なんてどうみて入れ過ぎである。これも九州の良さをアピールしたいという気持ちの強さなのか、パートのおばちゃんがおおざっぱな性格の人だったのか。
これがたまご丼、550円。たまごと出汁が米に馴染んでくると箸では食べにくくなるのでスプーンも付いているのがありがたい。これは生卵を乗せる前の写真だが、すでにとろっと半熟で輝いている。
どどーん。
どうだ、食べたくなったでしょう。
住所:東京モノレール羽田空港第1ビルB1F(大田区羽田空港2-3-2)
営業時間:8:00~21:00(L.O20:30)
年中無休
羽田以外にもあちこちに店舗あるでよ。
釣りをした手でピザを食う!保谷のローカルな魅力に迫る
西武池袋線で池袋からおよそ20分、埼玉ギリギリ手前の練馬区と西東京市の境目に位置する保谷。
保谷がどんな町かというと、駅に着いてまずトイレに行ったら散髪した形跡があった。そんな町。
気分が悪くなったところで先に進もう。保谷は大学時代の友人が住んでいたのでよく来ていたのだけど、「保谷で遊ぶ」というのは今回が初めてだ。基本的に住宅街しかないので遊ぶようなところはほとんどない。西武池袋線沿線に住んでいても降りたことがない人が多いだろう。
そんな保谷に来た目的は釣り堀だ。
保谷フィッシングセンター。保谷駅から南へ向かってしばらく歩くと住宅街のなかに突如釣り堀ののぼりが見える。
どうみてもマンションにしか見えないが、実際にこの建物はマンションなのだ。一階部分が釣り堀で、二階から上には人が住んでいる。釣り堀付きの物件なんてここくらいにしかないんじゃないの。
料金は一時間500円。営業時間は17時まで。この日は16時半に着いたが「30分だけでいいかい」「はい」と入れてもらえた。ありがたい。
池のなかには金魚と鯉がいる。水は濁っていてほとんど奥は見えないが、たまに水面近くに顔をだすのがいるのと、ぽちゃんと音をたてて跳ねるのもいるので存在は確認できる。
ちなみにこの写真の男の子たちがものすごくうまくて、次々に魚を釣り上げていた。いいぞ。釣りのうまい子はモテるぞ。
ここに住む人は窓から糸を垂らして鯉を釣れる。水が濁っているのににおいはほとんどなかった。かなり清潔に保たれているようだ。
釣り堀そのものはきれいだが、エサはやっぱり独特のにおいがする。小さく丸めて針の先がみえるようにひょいと投げて反応がなければすぐ次にいく。鯉の食欲は異常なので針が沈み切る前にエサだけ取られてばかりいた。わんこそばでやったら出禁間違いなしの振る舞いである。
釣果はふたりで3匹。まずまずではないだろうか。食べたりするような魚でもないので、釣ったものは網にいれておき、帰るときに逃がす。魚たちからしてみればずっと同じ池の中にいるわけだし、一時的に独居房に入れられたくらいの感覚ではなかろうか。
亀もいた。亀はかわいい。ライチョウの次にかわいい。
釣りを存分に楽しんだので、次の目的地へ移動する。
コイン精米機があった。保谷は池袋から30分もかからずに来られる町だ。
えろい犬がうんこの話をしている。
ラーメン つけ麺 ジェントルメン。
狩野英孝よりこっちが先の可能性もある。
油そば500円は魅力的だ。男らしく喫煙所も完備してある。
ちょうど今日で店じまいだという。テナントとかじゃない本当の閉店セールって意外と見ない。中はかなりごちゃついていて、愛想のいいおばあさんと元気なおじいさんが近所の人か業者の人かと話していた。
100円ショップかと思ったら、水道の蛇口とか風呂の栓とか工具とか、様々なものがよくわからない値段で売っていたので何も買わずに店を出た。
かつて駄菓子屋だったらしき建物。ファいと一発。気合いが抜ける。
さて着いた。目的地のファミレス、オリーブの丘である。
ちなみに釣り堀からは30分ほど歩くので、そういう趣味の人以外にはオススメできない。同行者はかかとの高いサンダルで歩いていたが、よく平気だなと思った。
ここの売りとして300円でピザの食べ放題がある。
メイン一品を頼めば追加できる仕組みだ。他のメニューもかなり安いので、ドリア300円にピザ300円を組み合わせれば600円で食べ放題を楽しむことも可能である。
ちなみに18時開始なのに17時50分ごろに入店してしまったため、10分間じっとただピザが始まるのを待つことになった。
今回メインとして選んだハンバーグ、たしか390円だったと思う。味はサイゼリヤとほとんど同じでした。
ドリンクバーに珍しいジュースあるとテンションあがるよね。カベルネはノンアルコールなのにワインみたいな味がしておいしかった。
ピザだ。
ピザは焼きあがるたびに店員さんがテーブルまで運んできてくれる。食べ放題といってもバイキング形式ではなく、わんこそば形式だ。ピザの来る間隔は5分くらい。特に気にしてなかったので全然違うかもしれない。
ピザがほしいかどうかは札で意思表示する。ただ店員さんも必ず「いる? いらない?」と聞いてくるので、いらなければパスできる。
ピザは10種類あるので、苦手なピザがきたときは断ればいい。
以下、ピザ。
てりやきチキン。うまかった。
名前忘れた。
マルゲリータ。普通のピザ。
3種のチーズ。これもうまかった。
ポテトグラタン。
マルゲリータ。生地は薄くいクリスピータイプなので食べやすい。
名前忘れた。うまかった気がする。
3種のチーズ。
名前忘れた。
あとおくらのやつとベーコンのやつとトマトのやつがあったはずなので、名前を忘れたのはそれらのうちどれかだと思う。
ピザ300円ハンバーグ390円ドリンクバー220円。1000円以下で大満足。
オリーブの丘は西武池袋線の保谷駅から行くと30分以上歩くので、行くなら西武新宿線の西武柳沢駅からをおすすめします。こちらからなら5分くらい。
駅前には食品サンプルをなぜラップでくるんでいる喫茶店があった。ちょっと気になるので機会があれば行ってみたい。
おしまい。
デイリーポータルZで書きました。
数カ月ぶりにデイリーポータルZで記事を書きました。
GW企画の「みじかい記事」なので、通常の特集より少し短いです(でもいつものが長いのだと思う)。
取材を兼ねて実際にカットしてもらいました。もともとそんなに髪が長かったわけではないので写真ではわかりにくいですが、けっこう変わってます。身の回りの人からの評判はいいです。撮影はひざかけちゃーはんメンバーの逆襲さんに手伝ってもらったのですが「薄いのが目立たなくなった。すごい」と言ってました。髪の薄い人は千円カットでなくちゃんとした理髪店に行くと悩みが軽減されるかもしれません。記事を書くときに自分の後頭部をフォトショップで修正するのはかなしいことです。